ペンギンアップデートとは、Googleの検索アルゴリズム・アップデートのひとつで、目的は「不正な方法でランキングを操作する行為」を排除することです。
名前の由来は、以前に実施されたパンダアップデートのように白と黒をハッキリさせる目的のアルゴリズムであり、白黒のパンダの次ということで、同じく白黒のペンギンが選ばれました。
ペンギンアップデートが日本で始めて導入されたのは、2012年のことです。
それ以降は、約半年に1度のペースで更新が実施されており、これまでに5回の実施が確認されています。(2014年11月19日現在)
ペンギンアップデートでポイントになるサイト評価基準は以下のようなものがあります。
- 1)検索エンジンスパムの利用
- 2)品質に関するガイドラインの違反
検索エンジンスパムとは、不当な方法で検索順位をあげようとする行為のことを指します。
この行為の例として、隠しテキストや隠しリンク、不正なリダイレクト、クローキングや自動生成ツールを使ったリンクの獲得などが挙げられます。
また、Googleは検索サービスの使いやすさを維持するため、ウェブマスター向けに
「品質に関するガイドライン(https://support.google.com/webmasters/answer/35769?hl=ja&ref_topic=6002025)」
を提示し、サイト運営にあたって、ウェブマスターが行うべきではない違反行為が説明されています。
これらの行為が実施されていると判断した場合、ペンギンアップデートはそのサイトのランキングを下落させます。
サイト運営者は、ペンギンアップデートによる順位下落(自動ペナルティ)を受けたときにそのペナルティを適切に解除することが大切です。
- SEO効果の疑わしい外部リンクはペナルティ原因となっている可能性が高いので止める
- スパム行為に身に覚えがなくてもペナルティを受けた場合は、原因となったものをしっかりと調べて対処する
もし、ご自身での調査・対応が難しい場合は、お気軽に弊社までお問い合わせください。
過去のペンギンアップデート
- 2016年 9月23日 ペンギンアップデート4.0を実行(世界的に大変動)
- 2014年10月17日 ペンギンアップデート3.0を実行(クエリの1%が影響を受ける)
- 2013年10月04日 ペンギンアップデート2.1を実行(クエリの1%が影響を受ける)
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Penguin 2.1 launching today. Affects ~1% of searches to a noticeable degree. More info on Penguin: http://t.co/4YSh4sfZQj
— Matt Cutts (@mattcutts) 2013, 10月 4
- 2013年05月22日 ペンギンアップデート2.0を実行(クエリの2.3%が影響を受ける)
- 2012年10月05日 ペンギンアップデート1.2を実行(クエリの0.3%が影響を受ける)
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Weather report: Penguin data refresh coming today. 0.3% of English queries noticeably affected. Details: http://t.co/Esbi2ilX
— Matt Cutts (@mattcutts) 2012, 10月 5
- 2012年05月26日 ペンギンアップデート1.1を実行(クエリの0.1%が影響を受ける)
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Minor weather report: We pushed 1st Penguin algo data refresh an hour ago. Affects <0.1% of English searches. Context: http://t.co/ztJiMGMi
— Matt Cutts (@mattcutts) 2012, 5月 26
- 2012年04月24日 ペンギンアップデート1.0を実行(クエリの3.1%が影響を受ける)