309 Googleが行う検索エンジンのアップデートの中に「ヴェニスアップデート」があります。
これは日本でも実行されているので、特に店舗のあるWebサイトをお持ちの方はぜひ一度確認してみてください。
ヴェニスアップデートによる検索結果の変化とは
このアップデートによる検索結果は、[検索した場所]の情報を基にしています。そのため、検索する場所によって、同じ言葉で検索しても表示される結果がそれぞれで違う場合が発生します。
たとえば、「カフェ」と検索してみましょう。もちろん、検索結果にはカフェのページが表示されます。
しかし、この結果は「カフェ」を検索する場所によってページの内容が変化します。
以下は[神奈川県川崎市]と[東京都渋谷区]で「カフェ」を検索した結果を比べたものです。
東京都渋谷区から「カフェ」で検索した結果
神奈川県川崎市から「カフェ」で検索した結果
このように、検索した場所に近い「カフェ」が表示されます。わざわざ今いる位置を検索ボックスに入力せずとも、自動的に近い場所のカフェ情報を検索者に提供してくれるので、ヴェニスアップデートはユーザーにとってとても便利なアップデートとなっています。
そのため、検索した人の位置によって「カフェ」のような店舗等を検索するキーワードでエリアに該当するサイトが上位表示される確率が増えました。地域系のキーワードでアクセスがあるWebサイトでは、地域名をしっかりページ内に明記しGoogleにアピールしていきましょう。
検索位置を操作して検索結果を閲覧する方法
このようなアップデートが起こることで、検索する人の場所によって検索結果が様々変化することはわかりました。しかし、検索結果が気になる人によっては、いま自分がいる位置から別の場所で検索した結果を閲覧したいケースもあるでしょう。
そこで、別の場所から検索した場合の検索結果を表示させる方法をご紹介いたします。
まずは、自分がいる位置から普段のように検索してみましょう。
例として、東京都渋谷区から「カフェ」を検索します。すると、上に挙げたように渋谷区周辺のカフェ情報が表示されました。
ここで、検索結果のメニューから「検索ツール」というボタンをクリックします。すると、検索したエリアが表示されます。ここでは以下のように「東京都渋谷区」と出ました。そこをまたクリックすると、「現在地を入力」というテキストエリアが出るので、ここに検索したい場所を入力します。入力したら「設定」ボタンをクリックしてください。
すると検索者の位置情報が変更され、入力したエリアから検索した結果に切り替わります。
例えば、「現在地を入力」のテキストエリアに[神奈川県川崎市]と入力すると、先ほどのように川崎市周辺のカフェ情報が表示されました。
必ずしもその場所から検索した結果と一致するとは限りませんが、目安として押さえておくと良いでしょう。今まで知らなかった人は、ぜひ一度確認してみてください。
