すまいるネット 週刊SEOコラム Vol.24
今回のコラムは、Googleの公式情報を基に解説する内容になります。
2017年 12月7日にGoogleウェブマスター向け公式ブログに
日本独自の医療系・健康系関連を対象にした検索結果の評価基準を
変更したアップデートの情報が公開されました。
発表されたアップデートで記憶に新しいのが、去年メディアでも問題に取り上げられた
DeNAが運営していた医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」をはじめとする《まとめ記事》などに関してのGoogleの規制措置です。
今年の2月にも同様の日本語検索に関してのアップデートをGoogleは行っていました。
ただ、前回のアップデートを行ってもまとめ記事などのキュレーションサイトへの
規制に関してそこまで大きく影響を与える事は出来ませんでした。
そして今回のアップデートでは、公式ブログにある通り、
本アップデートは医療・健康に関連する検索のおよそ 60% に影響します。Google では、医療や健康だけに限らず、今後も継続的に検索の改善に取り組んで行きます。
えっ...60%!?
これは、Googleのアップデートでもかなり高い変動数値になります。
あまりGoogleの公式ブログでも影響の事に関して明言を避けてきましたが、
今回のアップデートに関しては、自信を持っていたようです。
影響を受けているのが、
・病院
・健康食品通販サイト
・医療系の口コミサイト
・健康食品のランキングサイト
などのサイトになります。
実際どのように検索結果が変わったのか!?
検索結果が60%も変わったのだから具体的にどのような所が
一体、変わったのでしょうか?
一緒に見ていきましょう!
冬も本格的になり風邪を引きやすくなってくる季節です。
その時に「あっ風邪かな?」なんて思ったときに
Googleで「風邪 症状」と検索したりすることでしょう。
実験としてアップデートされたGoogle検索とBing検索を活用して
「風邪 症状」と同じキーワードで検索し検索結果を比べてみましょう。
すると...
何と言う事でしょうGoogle検索結果のトップページでは、
個人ブログが表示されなくなっています。
赤で囲ってあるのは、大手製薬会社やドラッグストアのポータルサイトのみです。
一方、Bingはと言うと青で囲っているのが個人のブログページになります。
Bingではまだ、個人ブログのページでも上位表示できています。
このように現在、Google検索上に有名な大学機関や製薬会社などの
記事が上位表示されやすくなっている現象が、色々なキーワードで起きています。
今回のアップデートへ向けたの取り組み方
私のサイトは有名なサイトじゃないし
このアップデートじゃ…もう上位表示が難しいんじゃないか...
なんてサイト運営者は嘆きたくなるかもしれませんが、
下を向かず、出来るところから改善していきましょう。
順位が下降しているということは何か改善の余地が
あるかもしれません。
まず、一番アップデートの影響を受けている部分で当てはまる要素が高いものは、
・信憑性の薄い記事や口コミを掲載していないか?
・専門用語を多用した訪問者が理解しにくいサイト構成になっていないか?
このポイントが今回のアップデートにおいて大きく影響を及ぼしていると思います。
もし、心当たりがあるのであれば、コンテンツを見直して、
検索ユーザー目線の記事にリライトする事をオススメ致します。
今後の日本語検索
今回のアップデートは、医療系、健康関連のキーワードに対して
行われましたが、Googleは医療系、健康関連のキーワードにかかわらず
違うジャンルでも継続的にアップデートを行うと宣言しています。
今のうちから、コンテンツの見直しやページの強化を行っていきましょう。