SEO対策を行う上で、懸念事項として挙げられるのが順位が著しく落ちるペナルティがあります。
ペナルティを受けるということは簡単に言うとガイドライン違反を行っているということです。
Googleウェブマスター向けガイドラインを公開しているのでここに違反しないことが一度確認する必要があります。
しかし、自分では違反していないと思っていてもGoogleが不正行為と判断すると最悪の場合、検索結果に表示されなくなるインデックス削除をされてしまう場合もあります。
Googleが具体的に不正行為としているものには例えば下記の手法があります。
- 1.不正なリダイレクト
- 2.隠しテキストや隠しリンク
- 3.コンテンツの無断複製
下記に簡単に説明していきます。
1.不正なリダイレクト
表示するページから別のURLへ移動させるリダイレクトを元のページと異なるコンテンツがあるページへ行うと違反行為になります。
違反していないと思っていても、Googleが違反していると判断してしまうケースがあるのでリダイレクトは慎重に行いましょう。
【よくある間違いのケース①】
ECサイト(ショッピング・売買サイト)で売り切れた商品ページを全てトップページへリダイレクトする
【改善案】
- 1.404ページを作成し別のページへ移動できるようにする
- 2.売り切れたページをrobots noindexを設定し関連商品ページへリンクを表示する
【よくある間違いのケース②】
スマホページが別URLのとき下層ページ(トップページ以外)もスマホページのトップページへリダイレクトする。
【改善案】
各ページごとに適切にリダイレクトを設定する。
該当ページがない場合は制作することをお勧めします。
http://www.example.com | → | http://www.example.com/sp/ |
http://www.example.com/about.html | → | http://www.example.com/sp/about.html |
http://www.example.com/company.html | → | http://www.example.com/sp/company.html |
パソコンとスマホが必ず同じファイル名である必要はありません。
適切にリダイレクトができていることが重要です。
2.隠しテキストや隠しリンク
画面上に表示できないテキストを設定するとガイドライン違反と見なされることがあります。
具体的には下記のケースがあります。
- 白色の背景に白色の文字で見えないように設定する
- 文字の上に画像を乗せて見えないように設定する
- スタイルシートのtext-indentなどを設定して表示されないようにする
- font-sizeを0にして隠す
現在はペナルティを受けていないから問題ないと思われているサイトが多いのが現状ですがパンダアップデートの際にペナルティを課せられてしまってからでは遅いので早めの対応をお勧めします。
3.コンテンツの無断複製
他のサイトの内容を自分のサイトにも掲載したいというケースはあると思います。
その場合そのままコピーして掲載してしまうと無断で複製しているとみなされてしまう場合があります。
内容によっては著作権侵害になる場合もあるので行わないようにしましょう。
それでもサイトに掲載したいという場合は<blockquote>タグを活用しましょう。
<blockquote>タグは引用をしていることになりコピーして無断掲載しているとみられなくなります。
コピーコンテンツの見直しについてのページもございますのでぜひご覧ください。利用する場合はきちんと確認してから載せましょう。