すまいるネット 週刊SEOコラム Vol.51
モバイルファーストインデックスの更新が続々と行われておりますので、
PC・スマートフォンの両方のWebサイトを運営されている方は必見です!
ホームページの中身は同じでも違うURLを使用している場合、
Google検索に重複コンテンツ
(同じ内容のページが複数あり偽装されていると思われるケース)
とみなされてしまうことがあります。
これが検索結果の順位に影響する可能性もあるので、
未然に防ぐためにも以下に挙げる項目にしたがって
適切に処理しておくのがオススメです!
PC用Webページで設定すること
Googleにモバイルサイトを認識してもらうため、
PC用Webページのheadタグ内に以下のように記述します。
<head> <link rel="alternate" media="handheld" href="スマートフォン用WebページのURL"> <link rel="canonical" href="PC用WebページのURL"> </head>
※「スマートフォン用WebページのURL」と「PC用WebページのURL」の
箇所については任意に書き換えてください。
2行目の「rel=“alternate”」タグは、
このPC用Webページにはスマートフォン用も存在しているという情報を
Googleに伝えるものです。
3行目の「rel=“canonical”」タグでは、「この
ページはこのURLです」という宣言をしています。
スマートフォン用Webページで設定すること
次に、スマートフォン用Webページのheadタグ内に以下の記述をしてください。
<head> <link rel="canonical" href="PC用WebページのURL"> </head>
※「PC用WebページのURL」の箇所は任意に書き換えてください。
PC用Webページでも設定した「rel=“canonical”」タグを設定します。
この設定によって、「スマートフォン用WebページのURLではなく、
PC用のWebページのURLとして認識してください」という宣言をしています。
同じ内容のページがPC・スマートフォンそれぞれある場合、
そのページ毎にここまで挙げた設定を施すことで
重複コンテンツを防ぐことができます。
ついでにやっておきたい適切なリダイレクト設定
たとえば、以下のようなケースがあったとします。
PCからスマートフォン用Webサイトにアクセスした
→PC用Webサイトへ自動的に移動させたい
スマートフォンからPC用Webサイトにアクセスした
→スマートフォン用Webサイトへ自動的に移動させたい
こういった場合、リダイレクトという設定が必要になります。
リダイレクト設定をする場合、そのページ毎に対応したページへ
リダイレクト処理をすることが求められます。
具体的な例を挙げると、スマートフォンからアクセスしたPC用Webページが、
それに対応したスマートフォン用Webページに移動せず、
たとえばどのページへアクセスしてもすべてスマートフォン用Webサイトの
トップページへリダイレクトしている場合があります。
こうならないように、そのページに見合った適切なページへ
リダイレクトするようにしましょう。
リダイレクト設定 headタグ内を編集
<head> <script type="text/javascript" language="JavaScript"> if(document.referrer.indexOf(document.location.hostname)==-1){ if (navigator.userAgent.indexOf('iPhone') > 0 || (navigator.userAgent.indexOf('Android') > 0 && navigator.userAgent.indexOf('Mobile') > 0)) {location.href = 'スマートフォン用WebページのURL ';}} </script> </head>
※「スマートフォン用WebページのURL」の箇所は任意に書き換えてください。
そのページから移動先へのURLを設定します。
注意したいのは、スマートフォンからPC用Webページにアクセスした際に、
この設定ですべてのページに対してスマートフォン用Webサイトの
トップページへ移動するように設定しないようにしてください。
もし、アクセスしたスマートフォン用Webページが存在しない場合は、
そのままPC用Webページを表示させましょう。
また、スマートフォン用Webサイトが公開されたら、
モバイルフレンドリーテストを実行してみてください。
モバイル フレンドリー テスト
これは、モバイルに対応したWebサイトであるかチェックしてくれるツールです。
スマートフォン用WebサイトのURLをテキストボックスに入力し、
「分析」ボタンをクリックしてしばらく待つと分析結果が表示されます。
ぜひチェックしてみてください。