通常のWEB検索ではその情報に関する網羅的記載が多くなり、同じサービスを巡っても各事業者の違いや特徴を訴求することがメインになります。
ユーザーは検索結果の上位などを参照して必要な商品やサービスの購入への動機づけすることが、WEBマーケティングでの主要なタスクになる訳です。
ところがローカル検索では特定の地域における需要に対応したSEO対策が必要になります。
インターネット空間において位置づければ、あまりに限局された商圏を対象にすることから、時にはニッチな需要に見えることもあるわけです。
とは言えスマートフォンの普及で「近くの」「周辺の」などのように現在位置を基準にして、近隣の店舗や施設を検索するユーザーのスタイルがむしろ一般化しつつある今日では、従来のSEO対策とは異なるアプローチでローカル検索においても上位を狙う姿勢への需要はかつてなく高まっているのです。
ローカル検索では地図情報と共に画面上部に表示されるローカルパックと、ナレッジパネルから検索結果は表示されることになります。
ナレッジパネルとは検索結果の右手に表示される企業や事業者の属性などを記載した詳細情報のことです。
このようにローカル情報による影響は通常のオーガニック検索の結果にも影響をあたえます。
例えば同じキーワードで検索しても東京と大阪では大きく異なった検索結果が表示される筈です。
確かにローカル検索はスマートフォンを使用した時に顕著ですが、リアルタイムに場所的移動を伴いながら検索結果を提示するのに比較すると、オーガニック検索では事業内容の概要を調べたり、自分が調べたい情報に行き着くことを目的にしている点で違いが見られます。
前者が動的イメージが強いのに引き換え、後者では静的イメージが強いと言えます。
どれだけ検索結果で上位に位置されても、実際の商圏において想定しているユーザーに検索結果が表示されないようではSEO対策の意味は半減してしまいます。
このような機会損失を防ぐためにも、ローカル検索された検索順位までくまなく目を行き届かせて、コンテンツ内容の充実や基本情報の見直しや更新に努める必要がある訳です。