SEM対策にはSEOだけでなく、リスティング広告にも配慮する

WEBマーケティングにおいて結果を出すには、SEO対策により検索順位上位に上がることだけを狙うだけでは効果的なアプローチを取ることはかないません。
SEM（サーチエンジンマーケティング）においてはSEOへの対策をとると同時にリスティング広告についてもしっかり配慮し両者の特性を踏まえて、最適の組み合わせを追求する必要があります。
WEBマーケティングといえども、その特性として検索順位の変動要因が大きく異なる点には着目するべきです。
とりあえず短期的に検索順位を上げることを趣旨とするなら、リスティング広告に集中的に資本を投下するというのは一つの有力なアプローチを提供することになります。
その理由は検索結果の画面上の表示を見れば明らかになります。
あるキーワードなどを検索すると、検索結果にはそれぞれ順位がふられていますが、中でも1ページ目の上位に表示するために自社サイトを最適化するのがSEOになりますが、これらの順位より上位に表示されるのがリスティング広告になります。
一覧性を前提にすれば、無意識的に上部に配置されたインフォメーションの訴求力が高いことから、リスティング広告が強い印象を与えることは確かです。
またリスティング広告はオークション制を採用しているので、上位に表示させる上では相応の資本力が必要になります。
競合者が多いキーワードであれば入札自体も難しい側面があります。
逆に言えば、予算が潤沢にあれば容易にキーワードやリンク先などが変更可能なので、外部要因の影響や事業計画の変更に応じて、柔軟にコントロールスルことも可能です。
しかしここでSEMの戦略を練る上でジレンマになるのは、ユーザーは必ずしもリスティング広告をクリックするとは限らず、マーケティングに影響を与える点ではやはりSEO対策を行うことは必須といえます。
検索エンジンは情報価値をより洗練されたものにするために対策をとっています。
それでもなお、検索順位を追求してサイト内の構造やコンテンツ内容の不断の見直しといった、手間で時間もかかるSEO対策は、リスティング広告と並んでSEM対策において重要な地位を占めているのです。