サイトを設計したらそれで終わりではなく、外部環境の変化に応じてコンテンツの変更・修正を随時行っていくことが大切です。
その中でも、掲載したリンク先をクリックしても正しく表示されなくなるリンク切れがあります。
これはリンクが変更されたり、サイト運営が中止される等、外部の環境が変化したことが原因です。
この現象は、ユーザーにとっては望ましくないものと多くの人から認知されています。
実際のところ、サイト訪問をしたビジターが、あるリンクをクリックしても目的のページが表示されず利用できないのでは、時間の無駄でありユーザービリティが低下していると言わざるを得ない状況と言えます。
それではリンク切れが発生しているときに、SEO対策の観点からはどうでしょうか。
検索順位が低下するようでは、問題が大きくなってしまうからです。
結論としてはそれが直接サイト順位に変化及ぼすことはないと言えます。
通常は404エラーが発生しますが、これをもって検索エンジンのクローラーがbad判定を出すことはないと言われています。
しかしだからといってSEO対策が不要というわけでもなく、放置しておくのは望ましくありません。
リンク切れについては、発見しだい対策を講じる必要はあるでしょう。
本来できたはずのリンクが機能しないことによって、先方のサイトを利用できないのはそれだけで損失が発生していると見ることもできるからです。
またサイト運営の観点からは、ユーザーが不便を感じたり品質の悪いサイトと判断してしまう懸念もありますので要注意です。
そこで不具合を起こしている箇所を削除もしくは修正してくためには、リンクチェッカーなどのツールを使うことをお勧めします。
膨大なページ内から問題箇所を探し当てるのは大変な作業になりますし、ツールを使った方が管理しやすいからです。
なおリンク切れは避けることができない事象であり、長くサイト運営をしていれば発生する可能性が高くなります。
したがって、SEO対策としても何らかの対策を講じる必要があり、定期的にチェックすることをお勧めします。